こんにちは!
LINEマーケターのなおです!
今回は、「これからLINEで仕事をしていきたい!」という方に向けて、
誰も教えてくれない、クライアントワークの全体像をご紹介していきたいと思います。
デモアカウントを使ってみたけど、ここからどうしょう…
営業を始めようと思うけど、実際に仕事をする流れがわからず、不安…
LINEをお願いされたけど何からはじめたらいいの?
こんな声、実はよくお聞きします。
LINEは設定方法を学ぶのが簡単なので、構築代行として仕事を始める人も増えてきました!
Lステップは難しそうだけど、LINE公式なら自分でできるかも…!
と思って始めてみたものの、実際の営業や受注後の流れってわからないことも多いですよね。
独学は遠回りしやすい
私自身も独学でLINEの仕事をしているので、
効率が悪かったことも失敗も、正直山のようにありました。(今もあります。笑)
失敗を気にせずGOGO!というタイプではあるものの、「誰か教えてくれればいいのに…」と思ったこともたくさんあります(笑)
というわけで今回は、LINEの学習を始めたばかりの2年前の私が知りたかった、
営業から受注・納品までの全体像について解説していきたいと思います!
LINEのクライアントワークの流れ
それでは早速、LINEで営業を始めてから納品までの一連の流れをご紹介していきます。
基本のフローはこちら。
それぞれのステップで何をしていけばいいのか、具体的に解説していきます!
営業〜受注
ひと通りの学習や営業の準備が済んだら、受注を目指して営業活動を始めます。
営業の準備って何をしたらいいのかな?
どんな営業方法をするかにもよりますが、この辺りは必須かなと。
- 対象の相手・業種を絞る
- その人に向けたLINEの活用を考える
- 相手が魅力を感じてくれるように言語化する
- 言語化した内容を説明して伝わるようにする
LINEの場合はただ設定ができるだけだと仕事になりません。
相手がLINEを活用することによって『どんなメリットがあるのか』を明確に伝える必要があります。
これは結構あるあるですが、「LINEって何ができるの?」という質問に、スッと答えられない人は要注意です。
- 頭の中でわかっていること
- 自分の言葉にできること
- それを相手に魅力的に伝えること
この3つは似ているようでも全く別物なので、しっかり言語化して営業に臨むようにしましょう!
1. 接点を持つ(知り合う)
まず営業の入り口としては、人と接点を持つところから始まります。
LINEは活用できる業種の幅が広いので、
商品やサービスを販売・提供している人であれば、本当にたくさんの人が営業対象になります。
◆営業先のバリエーションをご紹介
◆私が辿った営業の流れはこちら
特にオフラインで出会う時などは、ゆっくり話せる時間がないようなケースもあるので、
簡単にLINEの活用を紹介して、「改めて話を聞かせてよ!」と言われるのがゴールです。
この時にやりがちなのが、一方的に話をしてしまったり、機能説明ばかりしてしまって、「相手にとっての良さ」を伝えられないことです。
例えば、
ショップカードを使えます!
というのは機能の紹介なので、それによってどんな良いことがあるのか、は伝わりません。
新規来店者に2回目に来店してもらうために、ショップカードをこういう風に使うと、こんな流れで2回目来店(リピーター)を増やすことができます!
こんな感じで具体的に伝えられると、その機能を使って自分が良くなるイメージが湧きますよね!
『LINEを使うとなんか良さそうだな』と思われるのがすごく大事なので、
言語化の練習もしつつ、次の商談に繋げられるよう、ブラッシュアップしていきましょう!
2. 商談①
無事に「改めてお話しする」場を設けられると、1回目の商談になります。
『商談』と聞くと、こちらから話すことをイメージしがちですが、
まず大事なのは『相手のこと・相手の状況を知る』ということです。
これもあるあるですが、相手の状況を聞かずにこちらの話ばかりしてしまうと、相手の状況に合わない提案になってしまい信頼を得られず、次の商談に繋がりません…。
事前に相手の業種やお店のことをリサーチして、
ざっくりでいいので「こんなLINEの活用をしたら良さそうだな」と考えておくのも大事◎
その上で相手の現状を聞き、それに合わせた活用の提案をしていきます!
◆ヒアリングの重要性・提案のポイントはこちらをチェック
LINEが良さそうだし使ってる人が多いことも知っているけど、
「自分がどう使ったらいいかがわからない」という人が非常に多いです。
また、LINEを導入してみたけど「どう活用していいかわからない」という方も本当にたくさんいるので、
『相手の業種に合わせた活用例』を紹介できることが非常に重要です。
ざっくり提案を考えて臨みますが、ヒアリングで聞き出した新しい情報もあるので、
それも含めて整理した上で、「改めて詳細の提案をさせてください!」と伝えて商談②に繋げていくイメージです!
3. 商談②
2回目の商談では、受注に向けて具体的な構築内容の提案をしていきます。
- どこから登録した人に
- どんな情報をどんな機能で届けて
- どう課題を解決するのか
そのために、こういったことを事前にまとめておき、よりリアルに伝えていきます。
- どんなツールを使うのか
- あいさつメッセージはこんな内容
- リッチメニューの項目
- 各項目ではこの課題を解消するためにこんな内容で訴求する
- シナリオ配信の活用
- そのLINEを日常的に使う時に、いつ何をすればいいのか
大事なことは、相手が『自分がLINEを使ってよくなるイメージが湧く』ということです。
- 登録するユーザー目線での利用フロー
- 管理する依頼者目線での利用フロー
この辺りを整理して伝えていきましょう!
納品の時期や、相手の規模によっては、この商談内で結論が出ないケースもありますが、順調にいけばこのタイミングで受注になります!
逆にはじめから依頼前提で商談をするようなケースもあるので、受注の時期は参考程度で問題ないです◎
4. 構築内容確定
商談②で、完全に構築内容が決まる場合はそのままでいいですが、
一部調整が入る場合は、改めて構築内容を整理したものを共有して確定させます。
そういえば、依頼者とのコミュニケーションってどうやって取ってる?
私が提案内容を共有する手段はこの辺り。
- マインドマップ(Mind Mister)
- Googleスライド
資料としては上記のどちらかでまとめて、テキストor動画で共有しています!
マインドマップは思考の整理や体系的に伝える時には重宝するものの、
解説とセットでないと伝わりづらいというデメリットもあるので、相手の規模感や伝えたい内容によって使い分けています。
動画で説明したり、情報共有をする時は『Loom』がめちゃくちゃおすすめです!
▼Loomの詳細はこちら
https://www.loom.com/looms/
サクッと画面録画をして、そのままURLを共有できる優れもの。
- 動画を撮影する→YouTube等にアップロードする
- Zoomを立ち上げて撮影する
こういう手間が省けるので、地味に&非常に重宝しております◎
情報を共有する時は、相手に『伝わる』ためにはどんな風に伝えるのがいいか、考えていくことが大事だね!
5. 契約
構築内容が確定したら、契約を進めます。
契約書を交わしたり、支払いも前金で半分いただくケースもありますが、
私はスピード重視で構築を進めて、納品後に納金のスタイルで進めています。
半分前金にすると、入金のタイミングをコントロールしやすいことや、未払いを回避しやすいというメリットがあります◎
個人で仕事をしていく上では、こういったお金を『守る力』も非常に大事なので、
私が言えたものでもないですが(笑)、ここは手間を惜しまず確実に進めていくのがおすすめです!
契約書とか全然わからないよ…
という方には、このコンテンツもおすすすめ◎
Web制作やSNS運用がメインですが、LINEに置き換えて活用もできるので気になる方はぜひチェックを!
構築〜納品
構築内容が確定したら、いよいよ構築を進めていきます。
ようやく作りはじめられるね〜!
6. 構築
LINE公式アカウントだけで進行する場合と、
Lステップ等の連携ツールを導入する場合とで最初の動きがやや変わるので、まずはフローを整理していきましょう!
LINE公式アカウントのみの場合
LINE公式アカウントの設定をする時は、
ログインIDやパスワードをご共有いただくのではなく、管理権限をいただき、自身のビジネスアカウントでも管理できるようにしていきます。
事前にこの流れを知っておくと、自信を持って進めていくことができますね!
既存のアカウントの場合は運用しながらの構築になるので、
メニューは表示しない状態で構築を進めて、一時的に表示して確認をするような流れになります。
どちらでも進められるので、相手の理解度や忙しさふまえて決めていくと良いかと!
Lステップと連携する場合
Lステップの場合は、先ほどご紹介した方法でLINE公式アカウントの設定ができる状態にした上で、
Lステップのアカウントも作成し、2つを連携するという工程があります。
そもそもアカウントっていつ作ればいいの?
LINE公式アカウントは1,000通までは無料で利用できるのでいつでもいいのですが、
Lステップは、30日間無料で使用することができます。
そのため、構築を進めるためには下記の手順で進めていきます。
- テスト用のLINE公式アカウント・Lステップアカウントを作成
- 2つを連携させてテストアカウントを用意する
- テストアカウントにて構築・確認・テスト運用を進める
- 設定が完了次第、本アカウントを作成し、データ移行を行う
ちなみにあるあるな失敗としては、
Lステップの解約を忘れて支払いが発生してしまうケース…。
私も何度やったかわかりません…
(絶望)
Lステップの場合は、支払いが発生してから3ヶ月は解約ができません。
そのため、うっかり無料期間を過ぎてしまうと、
- スタートプランでも1万円弱
- スタンダードプランだと6万円超え
- プロプランだと9万円超え
という恐ろしく無駄な費用が発生してしまうので、ここは注意して管理をしていきましょう!
解約の申告は3営業日前までに連絡する必要があるので、ご注意ください!
Lステップ以外の連携ツールを使用する場合
どんなツールを使うかにもよりますが、基本的には下記理由で、はじめから本番アカウントで構築を進めていきます。
- 無料で使える
- 無料期間がない
- データ移行機能がない
各ツールとLINE公式アカウントを連携する作業も発生してくるので、ここはツールのマニュアル等を確認しながら進めていきましょう!
構築を進める際は、LINE公式アカウントのみの時同様、
既存のアカウントの場合はメニューを表示せずに進行→確認時に表示するようにし、
新規アカウントの場合は、友だちが増えなければ誰かに見られる可能性もないので、メニューを表示したまま構築を進めていきます!
構築を進める前に
LINEを構築するときは、行き当たりばったりで設定を進めると
無駄に時間がかかってしまったり、抜け漏れが生じてしまうケースがよくあります。
特にLステップの場合は、思いついた順に作り進めるのは絶対におすすめしません…!
LINE公式のみの場合も他のツールを連携する場合も、
実際の設定を進める前にます作るべきは『設計図』です。
他にもこの辺りの情報を事前に揃えておくと、スムーズに進行することができます◎
- 設計図
- 使用する素材(画像やテキスト)を揃える
初めての構築の時は、何かと時間がかかってしまうものですが、
この辺りの準備をせずに始めてしまうと2倍も3倍も時間がかかるケースも普通にあります。
設計図の詳細や、進める際のポイントはこちらの記事も参考に!
また、記載するテキストや画像も、都度用意していると時間がかかってしまうので、
事前に全ての素材を準備して『あとは設定するだけ』の状態にしておくのもおすすめです!
7. 一次納品
構築を粛々と進めて、ひと通りの設定が終わったら、
先方にもアカウントを共有して、内容をご確認いただきます。
ミーティングを設けることもありますが、私は動画で解説をして、必要があればミーティングの時間を設けるようにしています!
共有をする時には、ただ登録用のアカウントを送るだけでなく、
- 課題に対しての設計の意図
- 実際の運用をする時にはいつ誰が何をするのか
- 友だちを増やすために必要なこと
こういった内容を共有して、実際に運用するイメージをより伝えていきましょう!
8. 修正・二次納品
確認いただき、修正が必要だった場合は修正して改めてご確認いただきます。
修正点が多い場合は、抜け漏れがないよう、リスト化して1つずつ確認していくのがおすすめです!
たくさん修正が来ないか、ちょっと不安だな…。
修正が少なくスムーズに進むかどうかは、事前の共有の度合いによります。
- この内容を作ります
- この画像を使います
- この課題を解決するためにこのコンテンツを置きます
こういった具体的な内容を、
構築開始前の設計段階でしっかり確認しておけば、大幅な修正はないはずなので、
作り始めるまでの準備や共有を徹底していくのがポイントです!
やってみて学びが多い部分でもあるので、「どうしたらスムーズに進むか」を常に考えて試行錯誤していきましょう!
9. テスト運用・最終修正
ここは必要があれば、でいいのですが、
実際の運用のフローを想定して、管理画面をご操作いただいておくと、運用開始を安心して迎えられます◎
- メッセージが来た時の通知は何で受け取る?
- どうやって返信する?
- フォームに入力された時はどうやって確認する?
こういった運用する上での管理側のフローを紹介して、依頼者にもアカウントの管理画面に慣れてもらいます。
LINE自体や、連携ツールを始めて使う人は、そこまでフォローしてもらえるとすごく安心だね!
私の場合は、使用しそうな機能の操作方法を下記のいずれかの資料で共有します。
- 動画
- PDFの資料
- ミーティングでの共有
それぞれメリット・デメリットがあるので、どの方法で共有すると確認がしやすいか、相談して決めて準備をします!
動画で共有をする場合は、こんな感じで使うシーンごとに分けてあげるとイメージが湧きやすいです!
相手がこの動画を使うのってどんな時?というのを考えると、おのずと必要なアウトプットが見えてきます◎
管理画面を操作したり、シナリオ配信を受け取る上で気になったことがあればそこも修正して、ひとまず完成です!
10. 納品
LINEにはWebサイトのように『公開』という概念がないため、
『友だち登録の導線を作る』というのが公開と同意義です。
- お店でアナウンスする
- お店にPOPを置いて登録を促す
- ホームページに登録のボタンを作る
- SNSに登録のURLを記載する
こういった友だちを増やすためのアクションを始めて、友だちを増やしていきましょう!
LINEってただ作ればいいんじゃないの??
そう思っている方が結構いらっしゃるのですが、LINEは友だちが増えないと何にもなりません。
どんなにいい内容を作っていたとしても、友だち登録してもらえなければ誰にも見られないので、
見られるための工夫・アクションを必ずして、LINEを活用していきましょう!
本当にこれ、超重要なことなので、『作って終わり』の構築者にならないためにも、しっかり向き合っていきましょう!
◆友だち登録の重要性はこちらのラジオでもお話ししております
まとめ
ということで今回は、LINEのクライアントワークの全体像ということで、
営業から納品までの流れを解説してみました!
なんとなくだけど、全体像が掴めてきたな!
と思ってくれている人がひとりでもいると非常に、非常に嬉しいです…!
簡単に流れをおさらいしてみます。
それぞれのフェーズで必要なことやポイントは、過去のブログやラジオでもご紹介しているので、
気になるものがあれば是非こちらもチェックしてみてくださいね!
▼Stand fmのチャンネルはこちら
https://stand.fm/channels/5f35c48b907968e29d166c29
クライアントワークを進める上で、一貫して大事なのはこの辺り!
- 相手の立場になって考える
- 相手にとっての価値を言語化して伝える
- 即レス
- わからないことは素直に聞く
- どんどん行動してPDCAを回していく
なんだか月並みな言葉になっていますが(笑)、やればやるほど基本がやっぱり大事です。
当たり前を当たり前にやって、相手からの信頼を獲得していきましょう!
公式LINE作りました
LINE限定の配信もしていく予定ですし、何かご相談があればメッセージを送っていただいてもいいので、よければこちらも登録してみてくださいね◎
コンサルの募集もこのアカウント内で行う予定なので、気になる人は登録しておいてください〜!
ではまた次回の記事で!
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