こんにちは!LINEマーケターのなおです。
最近、コミュニティー内やTwitterで知り合った方とお話しする機会が増えたのですが、
コーダーさんやデザイナーさんのように、LINE以外のスキルでお仕事をしている人が、LINEも提案するケースが少し増えている印象です。
(私はLINEが大好きなので嬉しい限りです。笑)
過去の記事でもご紹介していますが、LINEは「操作方法を覚えるのが簡単」という特徴があるので、
メインのスキルとして習得するのはもちろん、
Web制作などの別のスキル「+α」として身につけていくのもすごくおすすめだったりします◎
私はコーディングを挫折してLINEに振り切った身なので、同じように別のスキルから切り替えてLINEをはじめる方も多いです!
▼「なぜLINEがいいのか?」はこちらで解説
▼他のスキルとどう掛け合わせる?はこちら
また、LINEを始めるきっかけとしては「身近に困っている人がいた」というケースも多いです。
LINEは、BtoC、つまり一般の消費者向けに商品やサービスを販売しているところであればほとんど活用ができるので、
「LINEでこんなことができる」というのを知っていて、通っているお店や知り合いなどで困っている人がいたから、お話しして任せてもらえた!
というように、身近な人から任せていただけるようなケースもよくあります。
設定方法が簡単で提案先もたくさんあるので、未経験からでも仕事にしやすいのがLINEの特徴です◎
また、このブログでもLINE公式アカウントの設定方法をご紹介しているので、
「ブログを見て作ってみました!」という嬉しすぎる声もいただいています!(感涙)
▼練習用として丸パクリOK!
そんなこんなで、最初の1歩はすごく踏み出しやすいLINEですが、
2件目・3件目と継続でお仕事をいただいていくのに困っている…という方も正直多いです。
では、なぜLINEをはじめたての方が継続受注をいただけないのか。
ポイントは大きく2つあります。
- 次の案件が取れない
- 成果に繋がらない
そもそも「お仕事をいただけない」というケースもありますが、
とりあえず作って納品してみたはいいものの、内容が「課題解決」になっていなかったり、
実際の運用フローを想定できていないと、「作っただけ」になってしますケースもよくあります。
これができないと継続受注できない
私は現在、1年半ほどLINEで仕事をしていて、月収50万円は安定して稼げるようになりましたが、
過去にLINEの相談をしてくださった方で今もLINEを続けている(稼げている)人は、正直あまり多くない印象です。
詳しく話を聞いたわけではないですが、やはり営業が難しかったり、運用で成果を出せずにいきづまってしまったのかな…と勝手ながら想像しています。
LINEで継続してお仕事をいただいていくためには、「営業」と「運用で成果を出す」この2つが超重要なポイントです。
継続的に仕事ができている人は「運用で成果を出し、その実績をもとに次の仕事につなげている」ケースがほとんどです。
ということでこの記事では、
LINEの仕事を半年・1年と継続していくために必要な、営業と提案の極意をお伝えしていきたいと思います!
LINEの営業って簡単です
困っている人が多いというのにいきなりこんなことを書いて怒られそうですが(笑)、
LINEの営業ってすごくやりやすいんです。
ポイントはこの辺り。
- 対象がたくさんいる
- 解決できる課題の幅が広い
- 最初は無料で始められる
よくホームページの作成と比較されますが、
お店やサービスをしている人のうち、ホームページを持っているところはわりと多いですが、LINE公式アカウントを持っているところはまだまだ少ないです。
それに加えて、アカウントを持っていても使いこなせていないところがほとんどなので、営業先は正直いくらでもあります。
また、LINEの最大の特徴は「開封率の高いメッセージを送ることができる」という点です。
今まではメール一択だったところがだんだん使われなくなり、それに代わって利用されているコミュニケーションツールなので、多くの人に情報を届けやすいという特徴があります。
それを活かして情報を届けたりコミュニケーションをとることで、
- 新規顧客獲得
- リピーター獲得
- 顧客満足度アップ
- 客単価アップ
- 業務効率化
- コスト削減
など、さまざまな価値を提供することができます。
さらにはこんなツールが始めは「無料」で使うことができるので、本当に使わない手はないツールなんですよね!
そんなことはわかっています
と言われそうですが(笑)、
今お伝えしてきたのはLINEの本当に基本的なメリットで、ご存知の方も多い情報なのではないかと思います。
- LINEのメリットはわかっている
- でも仕事に繋がらない
これはなぜでしょうか?
詳しく解説していきたいと思います。
営業の基本のステップ
LINEの営業をしていく流れは大まかにこの3ステップ。
- 接点を持ち「改めてお話ししましょう」の場を作る
- 「改めてお話ししましょう」の場でヒアリングやLINEの紹介をする
- ヒアリングをもとに「具体的な提案」して導入意向を確認する
まずは接点を持って、LINEでできることを簡易的に伝えて興味づけをして、
「改めてお話ししましょう」の場を設けるステップ。
その「場」では、まずヒアリングを行い相手の課題や悩みを確認した上で、課題に対してのLINEの活用を提案していきます。
最後に、ヒアリングした情報をもとに具体的な提案をする場を設け、最終的なすり合わせを行いつつ、正式にご依頼いただくか決めていただく、といった流れです。
3つ目のステップは、内容や開始時期・相手の状況によっては複数回行われるケースや、内容が確定する前に「お願いしたい!」と言っていただくこともありますが、大枠の流れはこんな感じです!
それぞれの詳細と、失敗しやすいポイントについて、解説していきます!
誰にどう接点を持っていいかわからない
まず最初のステップとしては、「接点をもつ」というところですが、手段は様々です。
- 知り合い
- 以前のクライアント様
- 通っている美容院
- エンド営業
- クラウドソーシング
- 制作会社・マーケ会社
- オフラインでの人脈作り(異業種交流会等)
- オンラインでの人脈作り(Twitter・Yenta等)
などはもちろん、コミュニティー内の人から紹介してもらうケースもあったり、
基本的には「人との繋がりを作る」ことが全て接点を持つことに繋がります。
このあたりの詳細は、この企画でプレゼントしているコンテンツで解説しているので、詳細が気になる人はぜひ!
手段はいろいろあるので、できるところからどんどん行動して、まずは接点を持っていきましょう!
「改めてお話ししましょう」にならない
例えばお店をやっている知り合いにLINEの話をしてみたり、通っているお店の美容師さんにLINEの話をしてみたり、
話を切り出してみたもののあまり興味を持ってもらえなかった…という時もあるかもしれません。
ここでやりがちなNGポイントは2つ。
- 話が端的にまとまっていない
- 相手の話(課題)が聞けていない
ちなみに私は営業初期にどちらも失敗しています(笑)
なので気持ちはすごーーくわかるのですが、
これだとなかなか仕事に繋がらない…という悲しい展開になってしまうので、1つずつ解消していきましょう!
「つまりどゆこと?」をなくそう
冒頭にもお伝えした通り、LINEはお店やサービスのさまざまな課題を解決できるツールなんですが、
そのことを「理解している」のと「相手が理解できるように伝えられる」のは全く別物です。
先ほど紹介したLINEのメリットを、自分の言葉で説明してみてください
と言われた時に、「えーっと…」となってしまう人、正直多いのではないでしょうか。
自分の頭でまとまっていないことを人に伝えるのは困難ですし、
言葉にできたとしても「相手に伝わる」というのはまた別の話です。
ここで言う「相手に伝わる」というのは、相手が「自分ごと」に捉えて魅力を感じてくれることを指します!
例えば、
「LINEって実はいろんなことができて、クーポンとかショップカードも作れるんですよ!
あとはこういうカードがLINEの中に作れて、お店の紹介することもできるんですよ〜!
それからあんなこともこんなこともできて〜」
と要点がまとまっていないケースがよくあります。
ある程度距離の近い人であればこれで上手くいくケースもあるかもしれませんが、初対面の人に提案するには少し弱いです。
ここで重要なのは、
相手が興味があるのは「自分にどんなメリットがあるのか」だけ、ということです。
先ほどのケースを言い換えてみて、
「LINEはいろんなことができますが、1つはリピートの促進です。
具体的には、LINEの中でクーポンやショップカードを作ることができるので、
それをメニューに置いたり配信で届けることでリピートの促進になるんです!」
こうなるとどうでしょうか?
同じことを言っていてもだいぶ印象が変わるのではないでしょうか!
ポイントは2つ。
- 最初に結論を伝えること
- 実際の運用フローを想定して具体的な機能を紹介すること
まず始めに「リピート促進」という「相手のメリット」を端的に伝えます。
まだLINEをよく知らない人に
「クーポン」や「ショップカード」のようなよくわからない機能の話をしてもピンとこないので、
まずは「どう良くなるのか」をわかりやすく伝えます。
ここの役割は「興味づけ」でもあるので、相手が気になってこの先を聞きたくなるような「メリット」を伝えてみるのがおすすめです!
次に、解説として具体例を伝えるときは、運用のフローベースで伝えるとわかりやすいです。
「クーポンとかショップカードが作れるのはわかったけど、具体的に何がどうなるの?」
となってしまうと先に進まないので、
その機能が「日常的にどう使われるか」という運用のフローを伝えていくとイメージが湧きやすいです◎
この伝え方を習得するためのステップとしては、こんな感じ。
- まずはLINEのメリットを言語化する
- 自分の言葉で話せるようにする
- 相手に伝わるように試行錯誤してみる
元々喋るのが得意です!という人は問題ないですが、ちょっと苦手だな…と思う人は、しっかり準備をしていきましょう!
コンサル生さんの中で、「LINEのことを知った気になっていたけど、いざ喋ろうと思ったら全然喋れなかった…!」という方がいました。
その後、友達に向けて喋る練習をして、ようやく伝わるようになった!と言っていたので、
「実際に喋ってみる」ということがいかに重要か、改めて私も実感したエピソードでした!
知った気になっていたけど、全然喋れなかった・伝わらなかった…というのはみんな通る道なので、しっかり準備していきましょう!
後出しジャンケンで勝つ
もう1つ、よくやりがちな失敗として「相手の話を聞かずに、自分からLINEの紹介ばかりしてしまう」というケースです。
先ほどはリピート促進の話を例に出しましたが、相手がリピーターを欲しがっているかは、聞いてみないとわかりません。
相手の状況や困りごとがわからないまま、的外れな話ばかりしてしまうと、「なんか良さそうだけど自分はいいや」と思われてしまいます。
LINEでお仕事をしていく上で大事なことは、相手の課題に一緒に向き合っていくことです。
相手の話を聞かずに一か八かで提案すると外れることもありますが、
相手の困りごとを把握した上で、それに合った提案をしていけば、外れることは基本的にないはずです。
「後出しジャンケン」というと一般的にはあまり良い印象がないかもしれませんが、営業の時はこれがすごく大事◎
自分ばかり話してしまう…という方は、まずは「聞く」ことから始めてみてください!
ヒアリングの重要性についてはこの記事でも熱弁(笑)しているので、こちらも是非!
ここまでが「改めてお話ししましょう」の場を作るためのポイントです。
「これできてなかった〜」というところはありましたか??
私は最初は「上手くいかん!!」ということもたくさんありましたが、その都度「なぜ上手くいかなかったか」を考えて改善し続けて今に至ります…!
少しずつ経験値をためてレベルアップしていくイメージで、向き合っていきましょう!
改めて話したけど仕事に繋がらない
やっと設けられた「改めてお話ししましょうの場」。
ですが残念ながら、話したからといって必ず次に繋がるとは限りません。
ここで大事になるのが、「相手の未来が良くなる提案」をすることです。
「自分ごと」にしてもらう
先ほどもお伝えした通り、相手が興味があるのは「自分にどんなメリットがあるのか」、これだけです。
よく聞くのは、「LINEは良さそうと聞くけど、自分でどう使えるかがわからない」という声です。
- 「リピート」ができると聞くけど…
- 美容院とか飲食店はできそうだけど自分の業種でイメージがわかない…
ここを解消するのがこの商談の役割です!
この改めてお話ししましょうの「場」でやるべきことは、
改めてLINEの魅力を伝え、自身のサービスでどう活用するかのイメージを伝えることです。
営業で大事なのは「before→after」を見せること。
- 相手の現状をヒアリングして(before)
- LINEを活用して、現状の課題がどう良くなるかを伝える(after)
本当に本当に、これだけです。
準備の時点で決まっている
次の具体的な提案に進めるかどうかは、事前準備で決まっていると言っても過言ではありません。
私がこの商談の前に準備するのはこの辺り。
- その業種の困りごとをリサーチ
- 依頼者のWeb上の情報を見たおす
- その情報をもとにLINEの活用のベースを考えておく
LINEは課題解決のツールなので、まずは困りごとや悩みが何かリサーチしていきます。
過去の経験のある業種であれば想像がつく部分もありますが、全く知らない業種はGoogle先生の力も借りつつリサーチしていきます。
また、ホームページやSNSなど、Web上に公開されている情報は基本的に全て目を通します。
「業種」のお困りごとが全てのお店に当てはまるかはわからないので、「業種」と「そのお店やサービス」の2軸でリサーチをしていきます!
- どんなウリがあるのか
- どんなことに困っていそうか
- SNSは何をやっているのか
- フォロワーはどのぐらいいるのか
この辺りの情報を事前にまとめていきます。
まだヒアリングをしていない状況なので、最終的な提案は実際に話をしてからになりますが、
「あなたの業種やお店(サービス)であれば、こんな風に良くなります!」
というところが伝えられるようになるまで、しっかり準備をしていきます。
この準備を怠ると、せっかくのチャンスが水の泡です…。
LINEの学習の落とし穴
「学習」と聞くと「設定方法を覚える」というイメージが強く、
その点で言うと、LINEの「操作方法を覚える」というのはすごく簡単です。
ただ、LINEで仕事をしていく上で1番大事なのは、「良くなる未来の提案ができる」ということなんです。
ここは独学でやっていると誰も教えてくれない部分。
「操作方法を習得する」ことが「学習や準備」だと思い、
「課題解決」の視点を持たずに設定・納品だけしてしまうようなケースも、正直多くあります…。
ただ、それだと「作って終わり」で「成果が出ない」ので、
「課題解決」の視点をもって設計を考え抜いていくことが非常に、非常に大事です!
改めて話す「場」を設けることができること、最初はすごく嬉しいです。
そこまでに苦労して苦労して、という方もいるかもしれないので、第1ステップとしては最高です!
ただ、本当に大事なのはそこからの「準備」なんです!
ここを怠ると、
- 案件が取れない
- 成果に繋がらない
- 営業が手離れしない
- 単価を上げることもできない
というように、なかなかLINEでの仕事が上手くいかずに疲弊してしまうんです。
お話をする機会はあるけどなかなか仕事に繋がらない…という人は、
「相手が良くなる未来」の提案ができるぐらいしっかり準備ができているか?を今一度振り返ってみてください!
▼課題解決の提案の考え方はこちらで解説!
納品はできたけど成果にならない
LINEの仕事で半年・1年と仕事を続けていくために絶対に必要なのは「運用して成果を出す」ということです。
LINEは設定自体は簡単なので、入口としては入りやすいのですが、
「ただ作って終わり」になってしまうと、
- 成果に繋がらず
- 実績として語れるものが持てず
- ずっと営業を続けなければならない
というつらい道を辿ることになってしまいます…。
運用して成果を出せた実績があれば
- 営業での提案も響きやすくなり
- クラウドソーシングでも周りと差別化することができ
- 制作会社やマーケ会社との提携もでき
- 紹介も受けやすくなる
と良いことづくしになり、自分から営業をしなくても自然と仕事がいただけるようになります。
では、どうすれば「成果」をあげて「実績」を作ることができるのでしょうか。
そもそも成果とは何か
まず、ここで言う「成果」は相手の課題を解決できていることを指します。
具体的には、
- 対応時間の削減ができた
- リピーターが増えた
- 客単価が上がった
など、事前に把握していた課題が解決できた状態です!
何度もお伝えしていますが、まず大事なのは「相手の課題を聞くこと」から始まる、これが大前提です。
そもそも「課題」が聞けていなければ解決することはできないので、先ほども伝えた通り、まずは課題を把握できていることが大前提になります。
その上で、構築するアカウントの内容が「課題解決」になっていないと成果には繋がりません。
- ただサイトに遷移させる
- ただインスタに遷移させる
こういったアカウントもよく見ますが、意図なくただ置いているだけでは意味がないので、
「何のためにこのコンテンツを置いているか」を説明できる必要があります。
具体的な考え方としては、
- 課題ベース
- 運用フローベース
の2軸でコンテンツを考えていくことが重要です。
各コンテンツの目的を説明できるか
「課題ベース」とは、言葉のままですが、課題に対しての施策・コンテンツを考えていくことです。
例えば「リピーターを増やしたい」のであれば
- ショップカードの活用
- 一斉配信でリピートしてもらうために必要な情報を届ける
といった施策が考えらます。
また、「問い合わせの対応時間を短縮したい」のであれば
- 電話ではなくチャットで対応する
- よくある質問で自身で確認してもらう
という施策も考えられます。
「客単価を上げたい」のであれば
- 高単価メニューのバリエーションを紹介する
- メニュー診断のコンテンツで推しのメニューを紹介する
などを設けることもできます。
このように「解決したい課題」に対して設定するコンテンツを考えることはLINEの基本です。
- とりあえずホームページに遷移させるか
- インスタのリンク置いておくか
といったような「何となく」の設計では、何の成果にも繋がりません。
「このコンテンツはこういう意図で置いています」
この説明ができないのは構築代行としてはかなりヤバいので、コンテンツと課題を紐付けた設計にしていく必要があります。
まずここは、漏れなく考えていくようにしましょう!
どんなコンテンツを置いたら良いかわからない…という方は、実例を見てインプットしていくのが早いです!
LINE公式アカウントやLステップの公式サイトには事例がたくさん載っています。
アカウントに登録してどんなコンテンツがあるか見てみると、ある程度のバリエーションは掴めてくるかなと。
既存のコンテンツを真似しやすいのもLINEの特徴なので、日々リサーチやインプットをしていきましょう!
運用フローベースってどういうこと?
先ほどの課題ベースの考え方は、イメージが湧く人も多いかと思います。
ただ、それだけでは少し足りないので、もうひとつ大事な「運用フローベース」の考え方についても解説していきます。
運用フローベースで考えるというのは
「いつどこで登録されて何をしてもらう目的なのか」
を明確にしていくことから始まります。
- 登録の経路
- 解決したい課題
- そのために必要な情報は何か
といった項目を洗い出し、実際の運用の流れを想定してコンテンツを考えていきます。
現状の施策をLINEに置き換える
例えば美容院の場合に
- 初回来店時にお店でLINEに登録してもらい
- リピートをしてもらいたい
という場合に実際の流れを想定してみると
- 来店した時に登録してもらってその時にショップカードのQRコードを読み込みポイント付与
- 次回来店でポイントが溜まり特典を渡すことでリピート促進できる
- それまでに定期的に一斉配信を行なって、来店を促進したり
- 個別のチャットでサンクスメッセージを送ったり
- そろそろ来店のタイミングで個別メッセージを送ることもできる
といったような具体的な施策を並べることができます。
ポイントは、現状の営業のフローをヒアリングして考えていくこと。
まずは現状を知って、足りていないものや不便なことをLINEに置き換えていくイメージです。
先ほどの例で言うと、
- ショップカードはあるけど紙で管理が不便
- 次回来店の特典は渡せていない(リピート施策ができていない)
- サンクスメッセージも個人で連絡先を知っている人だけに時間がある時に送っている
- 来店のタイミングでは連絡できていない
- たまにハガキのDMを送っているけど手間もコストもかかる
という現状を、LINEに置き換えたのが先ほどの施策の内容です。
経験のない業種について、自分で運用フローを考えていくことは難しいので、ここはヒアリングベースで進めるのがオススメです◎
なぜできていないかを深掘る
別の課題として「客単価を上げたい」という要望があったとします。
それに対してのコンテンツを考える上で重要なのが「現状は何をしていて」「なぜ上がっていないのか」という2点です。
現状の把握については先ほど伝えた通りですが、ここではもう一つの「なぜ上がっていないのか」というところを解説していきます。
例えば、
- 客単価を上げるためにセットメニューやオプションメニューを作った
- でもそれがあまり利用されていない
という話を聞いた時に、
そこで終わらず「なぜ利用されないのか」をもう1段階深掘りしていきます。
- そもそも知られていない
- 知られているけど価値が伝わっていない
- タイミングがわからない
「利用されていない」という事実に対して、考えられる要因は様々です。
1つだけとも限らないので、複数あるケースもありますし、
経営者自身がわかっていないケースもあるので、それを客観的に見ていきつつ、LINEに置くコンテンツを考えていきます。
例えば、
- そもそも知られていないのであれば、メニューの目立つところに置いたり配信で「認知」させる
- 価値が伝わっていないのであれば、メニューや配信で「価値」を伝える
- タイミングがわからないのであれば、「今」や「こんな時」をメニューや配信で伝える
といったように、設定するコンテンツの「見せ方」が変わってきます。
なので「現状利用されていない」という事実だけだと、対策を打つのに情報としては少し足りないんです。
成果を出すアカウントを設計するためには、「なぜできていないのか」というところまで深掘りしていくことが超重要です!
「何でできてないんですか?」という聞き方をすると嫌な感じなので、
「そもそも知られていないか、知ってはいるけど利用に至っていないだとどちらが近そうですか?」という具体例を出しながら質問することが多いです。
経営者自体も理由を深掘りできていないケースもあるので、課題に対して一緒に考えていく姿勢で質問をしていくことが大事です!
知っている情報が違えば必要な情報も違う
もうひとつ大事なのは「どこからLINEに登録されるか」ということです。
もうひとつ付け加えると、どこからLINEに登録して「どんな情報を持っているか」ということです。
例えば不動産で「問い合わせを増やしたい」というゴール(目的)がある時に、
- ホームページを見て登録した人
- LINE広告から友だち登録した人
この2者では持っている情報が全く異なります。
ホームページを見た人は、サービスについてはある程度知っている状態ですが、
LINE広告経由で友だち登録した人は、ほとんど何も情報を知らない状態なので、「そもそもどんなサービスなのか」というところから伝えていく必要があります。
このように、同じゴール(目的)に対してでも、登録経路が異なれば持っている情報も異なるので、
登録の経路ごとに必要な情報を整理していく必要があります。
「どう使われるか」の視点が超重要
つまり運用フローベースで考えるということは、実際にお客様に「どう使われるか」を意識してコンテンツを考えていくということです。
この視点がなく「課題ベース」だけになってしまうと、抜け漏れがあったり、実際運用した時に「あれ?」となるケースが多いので、
設計を考える段階から、実際の運用を想定していくことが重要です。
整理するべき情報はこちら。
- 登録の経路
- 解決したい課題
- そのために必要な情報は何か
それぞれを洗い出し、利用者の動きを想像しながら施策やコンテンツを考えていきます。
マーケティング用語では「カスタマージャーニー」と言ったりもしますが、「利用者がどんな気持ちでどう動くか」というのは、設計を考えていく上で非常に重要です!
また、登録の経路を考えていると、どのぐらいの友だち登録の見込みがあるかもある程度予測ができます。
LINEは様々な課題を解決することができるツールですが、友だちが増えないと何の効果も発揮しません。
実店舗である程度集客がある場合は、来店者へのアプローチが1番確実になので必ず行うよう準備し、
来店が少ない場合やオンラインサービスの場合は、運用してから困った…とならないよう、登録してもらうための施策も事前に考えておきましょう!
ここまで考えても、何があるかわからない
どんなに入念な準備をしても、想定外のことは必ずあります。
想定外のことがなかったことがないと言っても過言ではないぐらいです(笑)
なので、1番大事なことは「早く実践の場に出る」ことです。
インプット過多にならない
よくありがちなのが、実践の場に出ずにひたすらに準備をしているケースです。
世の中にはいろんなことを言う人がいるので、
- Lステップも知っておかなきゃいけないかな…
- ライティングも必要らしいな…
- マーケティングが大事らしいけど何したらいいんだろ…
こんな風に、あれもこれもインプットしなければ…と思い、ひたすら学習ばかりしている人が多くいます。
もちろん目指す姿によっては準備期間が必要なケースもありますが、
まず「月に10万円稼ぎたい」のであれば、正直LINE公式アカウントだけでも十分です。
私も経験済みですが、相手がいない状態でいくらライティングの情報を得たところで、実践的ではないのであまり身にならなかったりします。
(実際なりませんでした。笑)
大事なのは「現場に出ること」。
まずは相手を見つけて、インプットしたことを実践しながらブラッシュアップしていくことがすごく大事です。
とにかく動いたもん勝ち
先ほど、相手に「伝わること」が大事という話をしましたが、
- 伝わるまで時間をかけて練習する人
- 伝えるかわかんないけどとりあえずやってみる人
どちらが早く成果が出るかと言うと、基本的には後者です。
例えば、前者が1週間かけて準備をしている間に、とりあえず動いてみる後者は、
- 最低限の準備する
- 1日後にひとまず話す場に行ってみる
- 上手くいかずに失敗する
- できなかったことを改善する
- 3日後にまた動いてみる
- (これをどんどん繰り返す)
というように、動いたことによる気づきをもとにブラッシュアップしていくことができます。
一方、1週間かけて準備したからといって全てが想定通りにいくわけではないので
- 1週間準備してみた
- 実際に話す場に行ってみた
- 想定外のことが起こり失敗する
- できなかったことを改善する
- また動いてみる
結局こうなるので、先に動いていた人は1週間分先に進んでいることになります。
最初は1週の違いですが、2ターン目・3ターン目と重ねていくたびにこの差は開いていくので、
「半年後にはだいぶ差がついたな…」というようなことも多々あります。
ちなみに「想定外のこと」は大体起こります。
準備をしていたから上手くいくことももちろんありますが、結局最初から「完璧」はないのでブラッシュアップは必要なんです。
準備は絶対に大事です。
それが結果を決めるといっても過言ではない、というのは事実です。
ただ、新しいことを始めるときに、準備ばかりしていても何も進まないので、
- まずは動いてみる
- 動いた上での気づきを補って
- また動いていく
ここを最優先に考えて、目指す姿に近づいていくために日々行動していきましょう!
まとめ
ということで今回は、「LINEで継続受注できない人の特徴2選」と題して、
LINEで半年後・1年後もLINEで稼ぎ続けていくために超重要な、
「営業」と「課題解決の提案」についてお話ししました。
ハッとした方もいるかもしれませんが、
それぞれ対策も解説してきたので、是非1つずつ実践してみてください!
改めて、営業を進める流れはこちら。
まずは接点を持つこと。
幸いLINEは提案できる先には困らないので、
できるところからどんどんアプローチして「改めてお話ししましょう」の場を作っていきます。
そしてここからが本当の始まりなので、業種のことや相手のことをリサーチして「相手の未来が良くなる提案」を考えていくこと。
シンプルに考えるとこれだけです!
おさえるべきポイントはこの辺り。
そして何より大事なのは「まず行動すること」です。
途中で「失敗」という言葉をあえて使いましたが、
上手くいかないことがあるのは当たり前の感覚なので、世で思われている「失敗」とは少し感覚が異なるかもしれません。
営業が学習や構築と違うのは、「ノウハウでどうにもならないことがある」ことだと思っています。
例えば商談のテンプレートがあったとしても、話し方や相手に合わせた伝え方で成果が変わってきます。
つまり、同じ内容で他の人ができたとしても「自分ができるとは限らない」ということなんです。
そうなると、結果を出すには「自分でやってみる」しかないんですよね。
なので、今の自分を変えたくて、新しいことにチャレンジしていくのであれば、
ぜひ思い切って動いてみて、改善しながらブラッシュアップしていってください!
「なんとなくわかったけど、まだイメージが湧かないな…」「どう動いたらいいかわからないな…」という方がもしいたら、TwitterのDMや下記の公式LINEにて、お気軽にご相談ください!
公式LINEアカウント作りました!
最後に!
この度『なおの公式LINE』を作成してみました〜。
LINE限定の配信もしていく予定ですし、
何かご相談があればメッセージを送っていただいてもいいので、よければこちらも登録してみてくださいね!
ではまた次回の記事で!
コメント